自然エネルギーで家庭で消費する電気をまかない、余剰電力を電力会社に売却して光熱費を押えながらエコ環境維持に貢献することが急務になってきました。すみやかな普及が必要なわけですが、まだまだ高額な設置価格や減価償却など問題点はたくさんあります。
現在家庭用の太陽光発電システムが話題になっていますが、自然エネルギーのウイークポイントは安定した発電が行ないにくいこと。ソーラー発電は天気の悪い日や夜間に発電することができません。そこで小型風力発電機と連系した、太陽光+風力のハイブリッド連系システムが注目されています。
◯システムの仕組み→ 家庭用風力発電機の仕組みと価格
◆太陽光+風力発電のハイブリッド連系システムとは

家庭用太陽光発電+小型風力発電のハイブリッドシステムは、両方合わせた定格出力が500W前後のオールインワンセットが50〜70万円くらいの価格から発売されています。こちらは独立電源タイプで家庭での電力消費をサポートするシステムです。
また、電力会社と契約して売電が可能な太陽光発電+小型風力発電の系統連系システムのセットもあります。こちらは最大定格出力が風力のみで1000W以上の高出力風力発電機を使用したもので、価格は150万円前後から発売されています。既設の太陽光発電システムやソーラーパネルと連係して、効率の良い自然エネルギー利用をするとともに、売電により利益を得ることができます。ただし風力発電の電力買取価格は太陽光発電と異なるので電力会社に確認が必要です。
◆家庭用風力発電機の主なメーカーと製品価格
小型風力発電機の主要ブランドには、サンフォース社(カナダ)のエアードラゴン(定格出力600W)や、LVM(英国)のエアロゼン(定格出力20〜85W)などがあり、価格は15〜22万円前後です。またザファー社のOWL(アウル)シリーズ(定格出力400〜1000W)は実用性の高いベストセラーモデルで、太陽光+風力のハイブリッドシステムパックに採用されています。
◯システム詳細・購入は→ 風力+太陽光ハイブリッド発電システムパック



